新しい介護用語から見える業界の方向性

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業界の方向性が見える新しい用語

業界の動向が垣間見える新しい介護用語

最近注目されている新しい介護用語

最近注目を集めている2つの新しい介護用語があります。それは「フレイル」と「仕事付き高齢者向け住宅」です。新たに登場して注目を集めているということは、これからの介護業界にとって重要な意味を持っていると考えられますよね?この2つの用語を知ることで、介護業界の方向性が自ずと見えてくるかもしれません。早速チェックしていきましょう!

フレイル

虚弱を意味する英単語の「frailty(フレイルティ)」がもとになっている、日本老年医学会が提唱した造語で、加齢によって身体がストレスに弱くなり、筋力や心身の活力が低下してしまっている状態を意味しています。
筋力が低下すると歩きにくくなってしまうので転倒を繰り返して骨折をしてしまうことがあります。また、認知機能も低下しやすくなるため、物忘れがひどくなったり、感情をうまくコントロールできなかったり、と日常生活に大きく影響してしまうことも…。
フレイルは「身体的要素」「精神的要素」「社会的要素」の3つの要素から成り立っています。「身体的要素」とは筋力低下や体重減少など身体機能にダイレクトに影響すること、「精神的要素」とは認知機能の低下・うつ病など心理的な問題のこと、「社会的要素」とは1人暮らしや自宅に引きこもりがちで社会と交流することが少ないこと、です。
フレイルを放置しておくと生活の質が下がり状態を今以上に悪化させてしまう可能性があります。例えば、ひとり暮らしをしている高齢者はうつ病を発症することが多いのですが、それは1人暮らしで孤独を感じやすいという社会的要素を放置した結果、うつ病といった心理的問題が生じてしまったからなんですね。
フレイルで大切なことは早期発見をして素早く対応をすることです。普段からバランスの良い食事や適度な運動ができるように支援する、デイサービスを利用して社会との接点を持つようにする、などフレイルになりにくい環境づくりが大切です。

仕事付き高齢者向け住宅

年を重ねると若い頃と比べて「できること」が少なくなるため、自信を失いがちですが、そういった高齢者が仕事をすることで自信を持ち、生き生きと生活することを目的とした介護施設もあります。それが「仕事付き高齢者向け住宅」なのですが、フレイルと同じく、高齢者が介護を必要とする状態とならないように予防する意味を持っています。
仕事付き高齢者向け住宅は今後も増加していくことが予想されますが、「どんな仕事を提供できるのか」「対価はどこから捻出するのか」といった課題もあることを忘れてはいけませんよ。

「伝えるため」であることを忘れずに