勘違いや混乱が生じやすい注意すべき介護用語

【おすすめ記事】 多すぎ!カタカナの用語一例

混乱しやすい用語に注意!

混乱しないように注意しよう

誤解しやすい介護用語

専門的な職種にはそれぞれの現場で当たり前に使われている用語がたくさんありますが、介護職も同様です。日常で当たり前に使っている専門用語中には、分かりにくいものや感覚的に間違えやすい介護用語があります。いくつか例をあげて紹介していきますが、間違った意味で覚えてしまうと相手も理解できなく混乱してしまうので要注意ですよ!
介護用語には忙しい業務の中で少しでも簡潔に内容伝えられるように、と省略されたものがたくさんあります。口頭でのやり取りだと違った意味で受け取られてしまう可能性があります。ここでは略語を中心に混同しやすい言葉をいくつかピックアップしていきます。

「特変」

介護記録でとても目にする機会の多い言葉です。「トクヘン」と言われてもピンと来ませんが、漢字で「特変」と書かれると分かりやすくなりますよね。例えば介護記録に「特変なし」と書かれている場合は、「特別変わったところはない」という意味です。

「入禁」

漢字のニュアンスだけで判断するのが難しいのが「入禁」という言葉です。似たような言葉に出禁があるので、何かの理由で出入りすることを禁止されている、というイメージを持ってしまうかもしれません。しかし、入禁とは「入浴禁止」の略語で、出入り禁止とは全く関係ありません。最近では禁止という表現よりも、中止や休止というやわらかい表現に変えている施設も増えてきましたが、間違いやすい言葉なので注意しましょう。

「体位変換」

体位変換がなぜ混乱しやすい介護用語なのかというと、省略して「タイヘン」ということが多いからです。そのため、文字では混同しにくいのですが口頭でコミュニケーションをとるときに「大変?」と思ってしまう人もいるので注意が必要です。

「ドレッシングエイド」

直感的に言葉の意味を理解しようとすると、調味料のドレッシングに引っ張られて食事の介助用語かなと思ってしまうかもしれませんね。ドレッシングエイドとは衣服を着る際に引っ掛けたり、上げ下げする補助用具のことです。…食事介助とは全然関係ありません。

「誤嚥」と「誤飲」

誤嚥は「ゴエン」と読み、誤飲は「ゴイン」と読みます。誤飲はまだしも誤嚥は普段の生活ではなかなか耳にしない言葉なので、分からない人も多いのではないでしょうか?誤飲は誤って飲んでしまう状態を表す言葉ですが、誤嚥は食べ物が気管に入ってしまった状態を表す言葉です。発音も似ていますし、どちらも口の中に物が入ることに関する言葉なので混乱しやすい用語です。

「伝えるため」であることを忘れずに